不動産用語集
あ行
IHクッキングヒーター
IH(Induction Heater)クッキングヒーター。電磁誘導により加熱できるコンロのこと。磁力発生用コイルより発生した磁力線が金属製の鍋を通るときに鍋底に電流がうず状に生じ、その電流が鍋そのものを発熱させる。電気である為細かい温度調整が可能となり、また、高い熱効率と炎がでないメリットもある。
アイランド型キッチン
調理台や流し台を壁から離し、孤島のように独立して配置する方法。
アスベスト
アスベストとは、天然に産する鉱物繊維で「石綿(せきめん・いしわた)」とも呼ばれる。代表的なものはクリソタイル(白石綿)・クロシドライト(青石綿)・アモサイト(茶石綿)の3種類。繊維が極めて細いため、大気中に飛び散り吸い込むことで悪性中皮種の原因になると言われ、肺がんを起こす可能性があるとして知られている。以前は建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていたが、昭和50年より原則禁止となる。平成18年4月24日より宅建業法が改正され、建物について石綿の調査の有無と、使用が「有」と記録されているときは、その調査結果の内容を重要事項として説明することが新たに規定された。
アパート
木造や軽量鉄骨造の低層集合住宅建物。
RC造
Rein forcedconcreteの略。鉄筋コンクリート造を参照。
一級建築士
建築士法に定められた資格。国土交通大臣の免許を受け、どのような建築物も制限無く設計・工事管理が出来る。
インテリアコーディネイター
インテリアの構成やアイテムのアドバイスをし、暮らしを快適に過ごすための手助けをしてくれる、通産大臣認定の国家資格取得者。
ウォシュレット
TOTOの登録商標。温水洗浄便座を参照。
ウォークインクローゼット
人が歩いて入れる洋服収納スペース。
打放しコンクリート
コンクリートの表面をタイルなどで覆わない、表面をむき出しにした仕上げ。
ウッドデッキ
木で作られた甲板。アウトドアリビングとして庭先に設置されることが多い。
エクステリア
外部、外面、外観(exterior)のこと。不動産では外壁や庭園などを含めた家の外側全体を示す。
SRC造
Steel Reinforced Concrete造の略。鉄骨鉄筋コンクリート造を参照。
S造
Steel 造の略、鉄骨造を参照。
LDK
リビングダイニングキッチンのこと。一般的に8帖以上をLDK、6帖以上をDK(ダイニングキッチン)、6帖未満をK(キッチン)と呼ぶ。
ALC造
軽量気泡コンクリート(Autoclaved Light-weight Concrete)を外壁として使った構造物のこと。一般的に水よりも比重が小さく水に浮き、耐火性・耐震性には優れているが、遮音性はRC造・SRC造よりも劣る。
追い炊き機能
ぬるくなった浴槽のお湯を、再び加熱することができる機能。
温水洗浄便座
温水によりおしりを洗浄する機能持った便座。
オートロックシステム
ドアを閉めると、自動的に施錠するシステム。
オープンキッチン
キッチンとダイニングの間に仕切りを設けず、ワンフロアにしたキッチン形状。
オール電化
ガス及び灯油で得ている熱源(給湯、冷暖房、調理など)をすべて電気でまかなうこと。
か行
買受人
競売に出された不動産や物件を落札した新しい所有者。
カウンターキッチン
キッチンとダイニングとの間に、カウンターが設けられているキッチン形状。
瑕疵担保責任
売買の目的物に隠れた欠陥があった場合に、売り主が買い主に対して負わなければならない責任。この場合、買い主が売り主に損害賠償の請求ができ、さらに、契約の目的を達成できない場合は契約を解除をすることができる。
客付け業者
借り手または買い手に物件の仲介をする業者。一方、貸し手または売り手の物件を仲介をする業者を元付け業者と呼ぶ。
クッションフロア
発砲層のある塩化ビニール製の床材。適度な弾力があり、耐水性に優れる。
クラック
裂け目、ひび割れ、壁や天井などの亀裂(crack)。...
クロス
壁や天井などの内装材に使われる布、ビニール。クロース(cloth)とも呼ばれる。
競売
債権者が返済を怠る債務者の所有する不動産や担保物権を、裁判所に差押さえの申立を行い、裁判所の管理のもと、競争入札により売却すること。債権者は競売代金より、債権を回収する。
競落
競売に出された不動産や物件を落札すること。
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積(建物の水平投影面積)の割合(%)。
例えば、敷地面積が100平方メートル、その敷地上にある住宅の建築面積が50平方メートルならば、この住宅の建ぺい率は50%ということになる。
建物の建ぺい率の限度は、原則として、用途地域ごとに、都市計画によってあらかじめ指定されている。
ゲストハウス
ベッドルーム以外のリビング・キッチン・トイレ・シャワーなどを他の入居者と共用する物件。アパートやマンションより家賃が割安になるのが特徴。物価の高い東京で生活するためのこの新しい住居スタイルは在日外国人の間で定着しつつある。
原状回復費
借主の故意・過失や善管注意義務違反等によって生じた損害を修復するための費用。
更新料
賃貸借の契約期間が満了したが、ひきつづき借家を使用したいとき、契約を更新するために借主から貸主に支払われる契約更新の手数料。
国土利用計画法
地域全体の住みやすさや自然環境との調和などを考え、乱開発や無秩序な土地利用を防止するために定められた法律。
コンドミニアム
週単位などで契約する家具付リゾートアパート。マンションなどの分譲集合住宅と、2通りの意味を持つ。
コーポ
厳密には高級アパートを示す言葉だが、明確な使い分けがされず、アパートと同意語とされている。
さ行
サブリース
オーナーから賃貸物件を一括して借り上げ、それを第三者に転貸するシステムのこと。(財)日本賃貸住宅管理協会では、サブリース原契約と呼んでいる。
サンルーム
日光浴をするための部屋で、陽当たりのいい広いガラス窓の部屋。広くは温室も含む。
在来工法
土台の上に柱を立て、梁を通し、斜めに筋違いを入れる日本に古来から伝わる木材を使った工法。木材在来工法とも呼ばれる。
市街化区域
既に市街地となっている区域や、将来を展望したまちづくり計画に基づき、10年以内に優先的かつ計画的に市街化を促進する区域。
敷金
借主が借りた家屋を明渡すまでに生じた貸主に対する一切の債権を担保するもの。
システムキッチン
流し台や調理台、ガス台などが一枚の継ぎ目のない天板でつながれたキッチンのこと。
シックハウス症候群
家の中で発生するダニ・カビ・埃・気化性の化学物質等が原因で、 体が不調になること。
私道負担
土地や建物を利用する際に、他人が所有地を通らなければならない場合、その道を私道として負担すること。
借地権
土地を借り、その土地を使用する事ができる権利。
収益還元法
将来生み出すであろうと予測される純収益により、対象不動産の価格を求める不動産鑑定評価方法。
修繕積立金
管理組合が管理費とは別に共用部分や付属施設などの修繕を目的とした長期計画に従って修繕を実施するために、区分所有者から毎月徴収した金銭を積み立てたものである。
管理費と同様、一般的に専有部分の専有部分の面積の割合で月額料金が定められている。
シンク
台所の流し台、洗面台(sink)。
CSデジタル
Communication Satellite(通信衛星)を使用した、チャンネルデジタル放送のこと。受信には専用のアンテナが必要になり、別途契約も必要。
CATV
ケーブルテレビの略。電波ではなくケーブル受信なので画質がクリア。別途契約になるが、多くのチャンネルを視聴できる。
スキップフロア
段差をつけながら空間をつなぐこと(中二階など)により 生活有効面積を拡大させる建築手法。
スケルトン
建物を支える構造躯体のみで、住居設備が備えられて無い状態を指す。
セットバック
2項道路(建築基準法第42条第2項の規定により道路であるものとみなされた幅4m未満の道のこと)に接する場合において、建物を建築・再建築する際、道路の中心線から2mとなるよう敷地の一部を後退させることをいう。
なお、セットバックした部分は道路とみなされ、建物を建築することはできない。
専任仲介物件
ひとつの業者にのみ、仲介を任せている物件。
外断熱
主要構造体の外側に断熱材を納める断熱工法のことで、欧米や日本では北海道などの寒冷地でよく使われる工法。
た行
耐震ラッチ
一度押すことでラッチが外れ、戸が開くシステム。内側からの衝撃に強く地震の時に物が飛び出してこない。
対面キッチン
キッチンカウンターがダイニングやリビングに向いている形式。
タウンハウス
接地型住宅団地で、住戸を集約化し各住戸の専用土地の面積を最小限にとどめ、オープン・スペース、コミュニティ施設用地を用意した、良好な住環境を団地全体で創出するもの。
宅配ボックス
不在の時に宅配便などが届いた場合、荷物を保管しておけるロッカー。
ダイニングキッチン
Dining(食事をする部屋)とKitchen(料理をする所)を1つの部屋で兼用しているもの。
仲介手数料
宅地建物取引業者を通して不動産を売ったり買ったり、あるいは貸したり借りたりする場合に、媒介契約にもとづき、宅地建物取引業者に成功報酬として支払うお金のこと。
媒介手数料(媒介報酬)ともいう。
賃借権
賃貸契約に基き貸主=所有者が借主に対して土地や建物を利用する事を認める権利。
ツーバイフォー工法
正式には「枠組壁工法」と言われ、枠組材と面材が一体となった版(壁)で建築する工法。
定期借家契約
平成12年3月1日の改正法施行により、借家契約時に貸主が「期間の満了により契約が終了する」ことを借家人に対して、公正証書などの書面を交付して説明する場合には、賃貸期間が終了すると借家契約も終了し、借家人は退去しなければならないとする契約。
原則として契約の更新はできず、再契約には貸し主・借家人双方の合意が必要である。
鉄筋コンクリート造
コンクリートを鉄筋で補強したもので、RC造とも呼ぱれる。
鉄骨造
建物の骨組みを重量鉄骨で構成したもの。S造とも呼ばれる。
鉄骨鉄筋コンクリート造
柱や梁の中心に鉄骨を入れて、その周りに鉄筋を組み、さらにコンクリートを流し込んで構成される。SRC造とも呼ばれる。
テナント
本来は賃借人、店子のことを意味するが、主に店舗、オフィスなどの借主のことを指す事が多い。
テラス
terrasse(平坦な台)。主にリビングやダイニングから出入りできる屋外フロアを指す。
デザイナーズマンション
規格化されたマンションではなく、住居人、立地、環境を考慮して、デザイナー、建築家が独自に設計したマンション。
デッドスペース
構造上生じてしまった活用できないな空間。家具の配置によってできてしまったすき間。
トランクルーム
普段使わない荷物、家財道具、書籍、衣類などを収納するための小型倉庫。
な行
納戸
衣類、家財、道具類をしまっておく部屋(屋内の物置部屋)。中世以降、寝室にも用いられ寝間(ねま)とも呼ばれる。
二級建築士
建築士法により定められた資格。各都道府県知事の免許を受け、木造ならば延べ1000平米、鉄筋コンクリート造りや鉄骨造りならば延べ300平米までの設計、工事管理が出来る。
24時間換気システム
機密性の高い住宅などで24時間自動的に換気を行うシステム。
24時間入浴システム
自動的に浴槽の湯を浄化し適温に保つ機能により、24時間いつでも入浴できるシステム。
は行
ハイサッシ
天井高まである大きなサッシ。
ハイツ
軽量鉄骨(プレハブタイプ)造の共同住宅。
媒介契約
宅地建物の売買、賃貸の仲介を不動産業者に依頼すること。媒介契約には一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類がある。
バリアフリー
障害者や高齢者が安全に生活できるよう、段差をなくしたりスロープなどの設備を用意したり、障壁となる部分(要素)を取り除いた状態。
フローリング
木質系床仕上材または木質系仕上材を張った床の総称。
ブロック造
ブロックやレンガなどを積み上げて形成する建造方式。
プレハブ住宅
壁、屋根、床などの部材をあらかじめ工場でつくっておき、現場で組立てる建造物。
べた基礎
建物の土に面する部分全面にスラブを打った基礎。
ペアガラス
ガラスを二枚組み合わせ、間に空気層もしくは真空層を挟み込んだ窓ガラス。
保証金
借家人が家賃の支払いその他の債務を保障するため予め家主に渡しておく担保。
ポーチ
建物から張り出した屋根つきの玄関。
ま行
マンション管理士
マンション管理組合の運営、建物構造上の技術的知識を持ち、助言、相談が出来る国家資格を持つ人を指す。
マンスリーマンション
月単位で自由に契約期間が選べる賃貸マンション。家具や家電製品、調理器具などが備え付けられている場合が多い。週単位で契約できる物件はウィークリーマンションと呼ぶ。
木造在来工法
在来工法を参照。
モルタル
建築材料の一種でセメントと砂を水で練り合わせたもの。耐水、耐火性に優れ、壁や天井、れんがの接合、タイル張りなどに使われる。
や行
ユニットバス
防水性に優れる素材で、浴槽(便器、洗面台を含むものもある)、換気設備、電気設備、床、壁、天井を一体化して工場生産したものを指すが、不動産業界においては、ユニットバスと言えば浴室とトイレが一体化したものを意味している事が多い。
容積率
敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合。
ら行
リロケーション
転勤などにより一定期間住宅を離れる人の留守を預かり、賃貸住宅として貸し出し、管理を請け負う業務形態。
ルーフバルコニー
下階住戸の屋上を上階住戸バルコニーとして用いる。
レインズ
宅地建物取引業法に基づき、国土交通大臣の指定を受けた「指定流通機構」である全国で4つの公益法人によって運営されている、不動産物件売買情報交換のためのコンピューターネットワークシステム。レインズはReal Estate Information Network Systemの頭文字。
レンジフード
ガスレンジの上部に設置する、煙や臭気を排気する設備。
ロフト
本来は収納を目的にした屋根裏部屋という意味だが、最近では天井を高くして作った中層のことを指す。